観光公害が広がる中、取るべき選択は カネか環境か?

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世界遺産に認定され、観光客が増えたため

地元経済が潤っている。

そういうニュースを見聞きするたびに

羨ましく(半分は嫉妬かな)思ってたの

ですが、それは外から見た場合の話で

当の地元では、増えすぎた観光客に

よるいろんなトラブルに頭を悩ませて

いるそうです。

「観光公害」

こんな言葉まであるんですね。

 

観光客が増えるにつれ頻発する観光公害

政府が2003年に年間500万人余だった
訪日外国人を倍増させるために銘打った

「ビジット・ジャパン・キャンペーン」

あれからどんどん訪日外国人は増え続け

去年の訪日外国人数は

約2400万人

更に勢いづいて

「2020年に4000万人」の目標を

掲げてますが、

あまりの急増ぶりにいろんな弊害も

発生してます。

「観光公害」

というんですね。

観光公害
観光がもたらす様々な弊害のこと。
例えば、車両乗り入れによる震動・
騒音・排気ガス・渋滞、ゴミの投棄、
プライバシー侵害、受け入れのため
の開発や景観破壊、環境破壊など。
Wikipedia:観光公害 『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』
最終更新 2015年10月16日 (金) 09:33、URL: http://ja.wikipedia.org


観光公害の具体的な事例

日本で観光地といってまず浮かぶのは
やはり京都でしょう。

ついに地元の報道紙が
「観光公害」をとりあげたことでも

深刻さが伝わってきますが、

バスが連日満員となり、通勤に利用する

ひとがバスに乗れず欠勤したり、

生活道路を大声で喋りながら集団で

闊歩するさまは住民の怒りも限界に

来ているのではないでしょうか。

私の近くは、観光地ではないので

そういうことは無いですが、突然見ず

知らずの集団が大声で騒ぎながら、

家の近くを飲み食いしながら往来し

去った後にはゴミだらけとなったら

この責任は誰がとってくれるのかと

詰め寄りたくなるのもムリもありま

せん。

富士山の山頂付近には垂れ流された

トイレットペーパーが映し出された

様を「白い川」と形容される始末です。

悲しいですね。

日本一の富士が泣きますよね。

観光客急増はもう既に

「人の数、キャパ超えている」

と言われてるのに

「2020年に4000万人」の目標

の前に、重大なことを忘れている

気がします。


観光客と地域住民の共存共栄のためのルールづくりが急務

京都の祇園新橋地区で27年前から続けられ

てきた夜桜のライトアップが中止されたとい

います。

中止の理由が、通常でも車や人の往来が

あまりにも激しく、いつ事故が起きるか

わからないという状況下でのイベントは

警備や安全の確保のための人の手がまわ

らないということだという。

外国では、観光客数の制限をしている

国もあり、受入体制の目処が立つまでの

時限措置として考慮してみるのもありかな

と私は思うのですが。


さいごに

「観光公害」

の内容を知ってから、観光地への羨ましさは

見事に吹き飛びました。

今では、自分の暮らしてる地域が平凡で

よかったと思えて来ました。

観光地の方が、こういう問題をいつの

日か克服して観光客と双方ウィンウィンの

関係になることを願ってます。

旅行は本来楽しいですからね。

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