だれでも小さい頃の写真や学生時代のアルバム、何冊か
あると思いますが、古くなった分、どんどん色あせていきますよね。
私がCDやDVDのレーベル作成にハマってた頃、写真を
編集加工するテクニックの中でも特に感動したのが
「色調補正」というものだった。
古くなったカラー写真では、空や海の色が、色あせて
もとの青い色が灰色っぽくなり、なんだか暗いかんじですよね。
そんな写真を画像編集ソフトの「色調補正」に初めてかけたとき
の感動を今でも覚えています。
写真のままでは、色あせて灰色っぽかった空や海の色が
「色調補正」にかけたときに、もとの青さを取り戻した瞬間
つい最近の思い出のようによみがえったのです。
それで私は、家族の写真アルバムをすべて、この「色調補正」の
マジックでよみがえらせようと思い立ちました。
どうせやるなら、スライドショーにして、BGMも入れればいいなと。
思うのはかんたんですよね。でも当時の私は、そんな知識はありません。
一から独学です。
まず写真をパソコンに取りこまないと話になりません。
これはスキャナーを使って読み込んでいくだけの単純作業ですが、
量が量だけにかなりしんどかったです。
孤独な作業を黙々とこなすのはわりかし平気な方なのですが、
これは次元が違いました。休みの日の朝からかかって、途中で
食事をとるほかは、延々と続けることで3日かかりました。
それから、「色調補正」という作業ですが、同じ作業の
繰り返しとはいえ、こちらにはよみがえりの感動の特典が
あるので苦になりませんでした。
こうして、全部の写真のよみがえり作業を終えました。
スライドショー作りのための写真のほうの作業は済んだので
ウィンドウズの機能にあるスライドショーで再生してみました。
また、また新発見!
な、なんと
アルバムに貼ってある写真って大きさバラバラじゃないですか?
大きめの写真とかはだれでも普通に見入ると思いますが。
小さいのだと、色あせて見づらくなってるなってる分、スルー
したりしますが、再び
な、なんと、スライドショーでは大きいのはもちろん、
見た目もあの、「色調補正」でよみがえり、一瞬「えっ、こんな写真
あったっけ?」と思ったほど普通に見れるのです。
今まで、小さいがゆえ、色あせてみづらさも加わり見向きもされなかった
写真が、再度日の目を見た瞬間でした。
こうして一喜一憂ならぬ一喜一喜しながら見終えてみると、
感動はもちろんありましたが、なにか足りないと思えました。
皆さん何だと思います?
そう、
「音楽」でした。自分の作るスライドショーには
「BGM」は絶対外せないと固く心に決めた瞬間でした。
ここから、私の悪戦苦闘の日々がはじまりました。
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