アルハンブラの想い出が弾きたくてトレモロと奮闘中

スペインの作曲家・ギタリストのフランシスコ・タレガの曲としてあまりにも有名なギター曲「アルハンブラの想い出」のトレモロの美しさに魅入られ、是が非でもこの曲をものにしようと、最近トレモロの練習に取り組んでます。

薬指・中指・人差し指で同一弦を素早く弾いて流れるメロディーは何度聞いても飽きない。
夕暮れ時に窓辺でこの曲を弾いて一人悦に入るもヨシ、夕暮れが迫った公園のベンチでさり気なく弾いて周りの人達にもこの美しいメロディーの素晴らしさをと一人ほくそ笑んだりしながら、コツコツ練習してますが、思ったよりも最初は指が動かず、自分には一生無理かもと諦めかけてました。

そういう時、私はすかさずネットに救いを求めます。自分と同じように救いを求めてる方や、自分も含めてそういう人たちに優しく貴重なアドバイスを与えてくれる神のような存在のかたの情報に光を見出したりします。そういった情報が動画とかだったりすると、ものすごくわかりやすく、角度とか実際の早さや、強さ、音色といったインターネットが無かった頃の教則本だけでは到底ムリな情報量の多さに改めてありがたさを感じます。そうやって沢山のトレモロのコツや効率的な練習法などを参考にしていきながら、だんだん自分自身でもさまになってきたのが実感できるとこまできました。

ギターは中学生の頃、周りに沢山弾いてる友達がいたので、自然にその流れで私自身も弾くようになったのですが、自分一人、周りと好みが全く違ってて、フォークギターでザ・ベンチャーズというグループの曲(ほとんどエレキギターの曲です)を練習してました。若い世代の方はご存知ないと思いますが、日本の音楽界にも多大な影響を与えたすごいバンドです。

バンド曲を一人でやる寂しさも忘れて、1曲、2曲とマスターしていく中で、ある日友達の家で聞いたザ・ベンチャーズの日本でのライブ演奏の中で、生ギターで奏でるザ・ビートルズの「イエスタデイ」を聞いたとき、鳥肌が立つくらい感動して、この曲だけを何度も聞き返したのを今でも鮮明に覚えてます。他のメンバーの伴奏はごく控えめで、ほぼ独奏に近いものでした。これがきっかけで独奏曲に興味を持ち今に至ってます。

フォークギターからクラシックギターへと変えたこともあり、クラシックギターの曲にも興味を持ち始めたのもこの頃でした。そして「アストゥーリアス」と「アルハンブラの想い出」というこの2曲は特に強い感動と、憧れがありました。なんて素敵な曲なんだ。いつか弾けるようになりたいと不遜にも思ったのです。勿論、現実は甘くありませんでした。綾小路きみまろではありませんが、「あれから30年~」未だにモノになってません。でも先に述べたネットで救いの手を差し伸べた神のようなかたの言葉で目がさめました。「いつかできるようになると言ってたら、永遠にできない。期限を決めよ」と、今この言葉を胸に希望ではなく計画を立てて奮闘中です。

 

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