あの愛くるしくて人懐っこい犬
ラブラドールレトリバー
かわいさとは別に驚異の力を備えてた。
「がん探知犬」
こんな異名をもつ彼らの能力が
今日もどこかで発揮されている
お話です。
がん探知犬ラブラドールレトリバーのがん発見率は99.7%!
スゴイとしか言いようがありません。
でもこの
「がん探知犬」
どうやってがんを探知するんだろう?
イヌの最大の武器といったら、やはりあの
鋭い嗅覚ですよね。
一説では人間の100万倍~1億倍とか。
でも「がん」と「匂い」ってなにか関係ある?
って思いますよね。
実はおおありで、
最近では、がん患者に特有のにおいがあることが
わかっているそうなんです。
ただ、がんのにおいのもとが何なのかはまだ
解明されていません。
2004年に「がん探知犬」の育成がスタート
した頃の医学界では
「がんににおいがあるというのは非科学的」と
否定的だったわけです。
でも探知犬の
99.7%!
の発見率は否定できなかったんでしょう。
7年後の2011年にはイギリスの医学誌
「GUT」に論文が掲載されたことで
世界中で話題となって、今では13カ国で
「がん探知犬」の育成や実験がなされて
いるそうです。
探知犬の特殊能力を参考に「センサー」が誕生する可能性は?
セント・シュガージャパンがん探知犬育成センター
ここで「がん探知犬」を育成してるそうですが、
全部で5頭いるそうで、5頭とも全員
ラブラドールレトリバー
ということです。
わたしはこの5頭という数字をみてあまりにも
少ないと思いました。
日本のがんの検診率は約35%くらいで、
先進国での検診率平均の半分以下という。
理由はいろいろあると思うけど、その中で
大きいのは金額だと思います。
病院などで全身のがん検査を受ければ
費用 軽く10万円を超える。
それと
時間がかかる
いろんな検査のために、長時間病
院にいる必要がある。
この費用と時間が検診しない理由の
過半数を占めてるわけです。
ところが、「がん探知犬」を利用した
DOGLABドッグラボ
というところでは
検査用の呼気採取バッグに息を吹き入れて
送ると、1~3週間ほどで結果がわかる
費用は通常5万円、今はキャンペーンで
3万8千円らしい。
これがどんどん広がっていったら、
5頭では対応できないのは明らかだ。
将来はがんの匂いを識別できるセンサーを
開発中だそうで、5年後くらいには実現
可能だそうです。
わたしが思い描くのはペット型ロボットの
1つに探知犬ロボットというのが加わる日が
くるのではと勝手に想像してます。
さいごに
日本で活躍するがん探知犬が5頭しかいない
ことや、5頭ともラブラドールレトリバーと
いうことにもあまり驚きはしなかったので
すが、がんには匂いがあるというのが、ほん
の十数年前までは、医学界では非科学的と
みられてたというのが驚きでした。
医学が日々進歩してるのは誰もが疑わない
ことなんですがね。
いやあ、ワンちゃんはすばらしいね。
ワンダフル!
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